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名古屋市西区 横田光弘税理士事務所 名古屋の財務会計経営相談
シン兄貴 「いい話を持ってきてやったで。(俺にな)」
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2006年 8月 11日

税理士一の永ちゃんファン、名古屋の横田です。


シン兄貴 「よおー、悪たぬき!」

悪たぬき 「あっ、シン兄貴。」

シン兄貴 「そんなに嫌な顔をすんなや。今日はいい話を持ってきたんやで。」

悪たぬき 「本当ですか?」

シン兄貴 「俺の持っているショッピングセンターに、お前のお店が入っているだろ。」

悪たぬき 「ハイ。」

シン兄貴 「そこでな、お前の所から社員を出して欲しいんや。」

悪たぬき 「言われなくても出していますよ、商売なんですから。」

シン兄貴 「アホ、お前の店にお前が店員を出すのは当たり前や。そうじゃなくて、エレベ

      ーター担当に一人穴が空いたんや。このままだとお客さんに不自由をかける

       やろ。」

悪たぬき 「はい。」

シン兄貴 「お前の店の売上にも響くやろ。」

悪たぬき 「そうですね。それは困ります。」

シン兄貴 「だろー、だから出して欲しいんや。お前のところの活きのいい奴を。まだまだお互

       いバンバン稼ごうや。」

悪たぬき 「わかりました。それで、私の方からは1時間当りいくら請求させていただけるので

       しょうか? それとも日給制?」

シン兄貴 「何やそれ。お前、俺から金を取る気か?自分の店のことなのに。第一、あのシ

        ョッピングセンターの集客力のおかげで儲かってんのとちゃうんか?」

悪たぬき 「まあ、それはそうですが。」

シン兄貴  「だったら、気持ちよく人を出したらんかい。」

悪たぬき 「でも、長く続くんだったら大きな支出になってしまいます。それは痛いですよ。」

シン兄貴 「まだ、ごちゃごちゃ言うとんのかい。誰のおかげでメシ食えとるんや?」

悪たぬき 「す、すみません。」

シン兄貴 「まーえーわ。別にお前んところだけとちゃうんや。他を当ることにするわ。

       そのかわり、今後のことはわかっとるだろうな。」

悪たぬき 「わ、私がやります。」

シン兄貴 「はあー?」 

悪たぬき 「いえ、ぜひ私にやらせて下さい。」

シン兄貴 「そうかい。引き受けてくれるか。そう言ってくれると思ったわ。それじゃあ、ヨロシク

       頼むな。
      
       そうそう、お前の会社は利益が出てるんだから、経費で落せば、少しは負担が

       軽くなるやろ。」


このような場合、シン兄貴が最後に言ったように、本当にに経費で落せるのでしょうか?

もちろん、自分の店に社員を派遣すれば、純粋な給料として損金経理できます。

しかし、派遣する社員がエレベーター担当や警備員である場合には、給料としての損金性

は少なく、交際費として扱う必要があります。

それは、自分のお店の販売には直接関係なく、今後の取引を継続して円滑に行うための

費用、すなわち交際のための費用として支払われるからです。

いわゆるゼネコンと呼ばれる企業が国会議員の秘書の給料を負担していたことがありま

したが、これが典型的な交際費の例です。

交際費は損金算入限度額を超過すれば課税対象になります。



悪たぬき 「先生、シン兄貴に頼まれた今回の件ですが、経費で落して税金を少なくする

       ことはできますよね。せめて、ぞれで取り返さなきゃ。」

税理士  「残念ですが。これは交際費になります。しかも交際費の枠をすでに超えてい

       るので1円も税金は少なくなりません。」

悪たぬき 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 
       
起業することは大変なことです。

それ以上に、経営を続けることは大変です。

負けずに頑張りましょう!


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# by bigbeat-yokota | 2006-08-11 21:06
悪の連鎖。(シン兄貴登場)
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2006年 8月 5日

税理士一の永ちゃんファン、名古屋の横田です。


月末、極楽会社の悪たぬきのところに、シン兄貴がやって来ました。

シン兄貴は極楽会社の親会社の社長で、元大阪の暴走族です。

シン兄貴  「よおっー!元気でやってるかい?」

悪たぬき  「いえ、いろいろあって、凹んでいますよ。今日は何か?」

シン兄貴  「おう、お前に頼みがあってな。実は俺の会社が儲かりすぎちゃってな、今月

       決算なんやけど、税金がかなり大きくなりそうなんや。」

悪たぬき  「それはそれは、さすがズル賢い・・・いや頭のキレる兄貴らしいや。」

シン兄貴  「それでな、お前の会社で領収書を出して欲しいんや。金額は500万。」

悪たぬき  「お金をうちに入れてくれるんですか、助かります。」

シン兄貴  「相変わらず、アホやな。金なしで領収書だけや。俺の会社の費用にすること

       だけが目的やからな。」

悪たぬき   「えっー、そんなことしたら、うちの会社の売上だけが増えてしまいますよ。

        そして納める税金も。」

シン兄貴  「えーことやないか。会社は利益を追求しないとな。遠慮なくとっとけ。」

悪たぬき  「でも、お金はなしなんでしょ、きついなあ。 もし、断ったら?」

シン兄貴  「もちろん断るのは自由や。 そのかわり、明日からお前の会社はずっーと

       休みになるけどな。他にも会社はいくらでもあるんや。アハハハハ。」

悪たぬき 「うーん。」



子会社にとって、親会社は税務署より怖い存在です。

協力しなければ仕事を回さない、と言われたらそれまでなんです。

結局、不正と知りながら、しかも損を覚悟に決断することになってしまうことでしょう。


領収書を発行するということは、当然ながら売上が増えることにつながります。

通常は売上が増えれば仕入も経費も増えることとなり、最終的な所得金額はそれほど

増加しません。

しかし、今回のように仕入も経費も決まっているところに売上だけを増やせば、売上の増加

イコール所得の増加となってしまうのです。

すなわち500万円の売上を加算すれば、500万円の所得が増え、500万円の所得が増

えれば約200万円の税金が増えることになるのです。

いかに親会社のため、今後の取引のためとはいえ、その負担は大きいものとなるのです。


3日後

悪たぬき 「よおっ!悪きつね。 今日は頼みがあるんだ。実は俺の会社が・・・・・・・・

       領収書をきってくれ。いやなら・・・・・・・・・・・・・・。」

悪きつね 「うーん。」


悪たぬきは自社の税金負担を軽くするために、孫会社に領収書の発行を依頼します。

大胆かついやらしく。

  
この悪の連鎖、実社会においても少なからずみられます。(特にある業界において)

今回のようなケースだけではなく、いろいろと巧妙に形を変えて。

もちろん、脱税になります。

やってはいけません。


でも、世の中とは厳しいものですね。

私は、立場上、こうした下請け会社の社長から生の声をたくさん聞いています。

それだけに、その気持ちが痛いほどわかります。

中小企業の社長さん、メケズに頑張りましょう!

頑張っていれば、いいこともありますよ。




配役
  
シン兄貴   「行列のできる○○相談所」の司会者

悪たぬき   元極楽トンボのY

悪きつね   Rブーツのよくしゃべる方
(悪たぬきより独立)


注) あくまでイメージ。


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# by bigbeat-yokota | 2006-08-05 21:29
ワクワクした初めての督促状。
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200年 8月 4日

税理士一の永ちゃんファン、名古屋の横田です。



今日、私宛に市・県民税の督促状が届きました。

そういえば、資金繰りがきつかったもんね。

株の含み損がクラウン1台分あるし。

もうダメかなあ。
    
       ・

       ・

       ・

       ・

       ・
  
  
そんなことは全くありません。

第一、私はこれまで税金等を滞納したことは1度もありません。(税理士として当たり前で

すが)

では、今回が初めて?

それも違います。

名古屋市が間違えて送ってきたのでした。


早速、区役所に電話です。

なぜか、こんな時ってワクワクします。

「間違って市・県民税の督促状が届いているので調べて下さい。」

「少々お待ち下さい」

しばらくたって

「あっ、そうですねー、そちらで破棄しておいて下さい。」

さらっ、と言われて終わりです。

謝罪の言葉一つありませんでした。

それはないでしょう。

もっと、しっかりして欲しいものです。


「お役所のやることに間違いはない。」

日本人は勤勉で真面目なので、そう思っている人が多いです。

でも、税務署も含めて公の機関にもミスはつきものです。

以前、うちの顧問先会社の申告の際、税務署から白色申告の用紙が送られてきました。

あれっ、「青色申告の承認申請書」を期限までに出したのにおかしいな。

念のために、税務署に電話で確認すると、

「いや、申請書は出ていません。」、という答えが返ってきました。

しかも、自信満々に。

カチン、ときた私はすぐに税務署に乗り込みました。

「じゃあ、これを見てくれ!」

税務署の収受印が押してある「申請書」の控えです。

それを水戸黄門の印籠のごとく見せ付けてやりました。

「この書類を何だと心得る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「ハハッー。」

そこまで、オーバーではないですね。


「あっ、そうですね。申し訳ありません。」

あっさり認められました。(当然ですが)


収受印が押してあるということは、税務署が「はい、受け付けましたよ。」、という確固たる

証拠になります。

私達税理士の世界では、税務署等に提出する書類はどんなものでも2部作成し、1部は

収受印を押してもらい控えとするのが常識になっています。

提出した覚えとすることと、もう一つは先述のような税務署のミスに対抗するためです。


相手が公の機関だったり、形式が整っていると、人は信用しがちです。

しかし、それが本当に正しいのかどうかを自分自身で考えなくてはいけません。

何事も過信は禁物ですよ。

「十分気をつけましょう! 振り込め詐欺と税金の督促状。」    

なんてね。


今日、訪問した会社の社長さんから、いい情報をゲットしました。

永ちゃんの大ファンがやっているお店が、名古屋の中区にあるとのことです。

そこは、連日永ちゃんの曲が鳴り響いているそうです。

ぜひ、仕事が落ち着いたら行ってみたいと思います。

また、楽しみが増えました。

近い将来に、楽しみがあると、仕事もより頑張れますね。


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# by bigbeat-yokota | 2006-08-04 20:56
悪たぬきと悪きつねの悪事は続かない。
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2006年 8月 1日


税理士一の永ちゃんファン、名古屋の横田です。



悪たぬき  「今期はかなり利益が出そうだから、売上を落そうぜ。真面目に申告するなんて

        ばかばかしいぜ。」

悪きつね  「それがいいですね。だったら、仕入も落しましょう。これでバッチリさ。」

悪たぬき  「お前はバカか。仕入を落したらその分利益が出てしまうだろ。そんな必要

        ない。」

悪きつね  「でも、ばれたら元も子もないよ。」

悪たぬき  「ばれねーよ。俺たちの売上先は不特定多数のお客さんだからな。調べてもわ

       からねーぜ、へへへ。」

悪きつね  「そうかなー?・・・・・・・・・・・」



売上があれば必ず仕入があります。

仕入があって在庫になければ、売上に計上されているはずです。

逆に売れていなければ、在庫として残っていないとおかしいです。

すなわち、売上と仕入は対をなすものなのです。

税務調査では、この点を必ずついてきます。


それでは、悪たぬきの言うように、不特定多数のお客さんを相手にする業種なら、調べられ

ても分からないのでしょうか?

例えば、飲食業や物品小売業など。

答えはノーです。

売上先がどんなに不特定多数であっても、不特定多数の仕入先から仕入れることは稀だ

からです。

仕入から売上を逆算することは可能なのです。

例えば、今がピークのビアハウスの場合だと、ビールの仕入本数を納品書や請求書から

つかみ、そこから在庫として残っている本数を差し引きます。

その数字にメニュー表に書かれている売上単価を掛ければビールの売上金額の適否がわ

かるのです。

先述の悪たぬきのたくらみなどは、簡単に見破られてしまうことでしょう。

それなら、悪きつねの言うようにやれば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

これ以上書くのは自粛します。

脱税を指南しているかのように、勘違いされるといけませんので。



悪きつねや悪たぬきのような、よからぬことを考えてはいけません。

合法的な節税を最大限行ったら、後は道のど真ん中を堂々と歩いていきましょう!

永ちゃんタオルを肩にかけ、「鎖を引きちぎれ」を口ずさみながら。(私の主観的なイメージ)


配役

 悪きつね  Rブーツのよくしゃべる方

 悪たぬき  元極楽とんぼのY

(あくまで主観的なイメージ)


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# by bigbeat-yokota | 2006-08-01 21:25
「接待専門会社」 で節税?
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税理士一の永ちゃんファン、名古屋の横田です。


前回お話しましたように、交際費の損金算入には制限があります。

すると、交際費が多い会社の経営者は、いろいろと知恵を絞ります。

特に、頭の切れる(?)人は、突拍子もないことを思いつくことがあります。

「交際費にしなければいいんですよね。だったら「接待専門会社」を作って、その会社に

接待を依頼すれば外注費になります。それなら全額経費にできますよね?」

接待を本業にする会社に接待を外注するとはよく考えたものです。

では、接待専門会社の側の経理処理はどうなるのでしょうか?

こちらの会社で支払う交際費が制限を受けてしまうのなら、効果は限定的となります。

しかし、自社のための交際費以外の接待費が、売上を得るために直接要したものとして

売上原価ということになり全額経費になるのであれば、すごい節税対策になります。

もしかしたら天才?

そんなに甘くはありません。

例えば、得意先を旅行に招待すれば完全なる交際費です。

しかし、先述の理屈でいえば、旅行の計画と実施を旅行代理店に依頼するのだから、

外注費ということになってしまいます。

さらに、大相撲やプロ野球への招待は力士や球団への外注費ということになってしまい

ます。

それはあり得ないですよね。

もし、接待専門会社を実際に設立して、本来なら交際費になる経費を外注費として損金

算入すれば残念ながら脱税になってしまいます。

すなわち、交際費になるかどうかは経理する勘定科目には関係なく、あくまでも支払いの

内容によって判断しなければならないのです。



今日、仕事の打ち合わせで喫茶店に入ったときのことです。

私達の近くに、50代後半から60代前半の男の人が座りました。

「何になされますか?」

「カレーとアイスコーヒー。」

「カレーにはいろいろと種類がございますが、どちらにされますでしょうか?」

メニュー表をしばらく見た後。

「じゃあ、ビーフカレー。」

「はい、かしこまりました。」

「アッ、ちょっと!」

戻ろうとするウエイトレスを呼び止め。

「ところで、ビーフカレーって、ブタ?。」

この方はあまり洋食を食べたことがなかったのでしょうか?

どちらにしても、シビアな話だったので、場が和んでありがたかったです。


名古屋は昨日からやっと夏らしくなってきました。

暑くなると、ついつい喫茶店の滞在時間が長くなる人も多くいるようです。

外での仕事が多い人にとっては、まさしく都会のオアシスです。

ほんのひと時、英気を養ってまた次の仕事を頑張る。

暑さ対策として、効果的ですね。


これから暑い日が続きます。

永ちゃんタオルで汗を拭き拭き、気合を入れて頑張りましょう!

注)我が家で、勝手にバスタオルにされたもののみ


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# by bigbeat-yokota | 2006-07-27 21:10



事業経営者の良きパートナーである税理士・横田が、「矢沢永吉はなぜBIGになれたのか?」等楽しく、おもしろく、そして経営に役に立つ話をします。
by bigbeat-yokota
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